M-1グランプリ2018について ⑵
M-1グランプリ2018について⑴ - NBAについてテキトーに
今回のM-1の審査員には
松っちゃん
上沼恵美子さん
巨人師匠
中川家礼二さん
という昨年も審査員を務めたお馴染みのメンバーに加えて
ナイツ塙さん
サンド富澤さん
立川志らくさん
の3人が新しい顔ぶれとして加わりました。
個人的には昨年のM-1の後にラジオクラウドでM-1の詳しい講評や裏話をしてくれた大吉先生が審査員にいなかったのは残念でしたが、2007年のM-1王者で圧倒的人気を誇る富澤さんと、優勝経験はないもののM-1を分析したインタビューでお笑いファン必読の内容を話していた塙さんの加入はかなり楽しみでした。
ちなみに
開始前の優勝希望は
見取り図かスーパーマラドーナ
優勝予想は
でした。
そんなこんなで始まったM-1グランプリ。
まず言いたいのは相変わらず上戸彩さんが可愛いかったと言うことです。(笑)
去年から導入された、ネタ直前になってくじを引いて出たコンビがネタをするという笑神籤(えみくじ)システムは今年も採用され、今回はそのくじを引く人として、レスリングの吉田沙保里選手、柔道の阿部一二三選手、ボクシングの井上尚弥選手が登場しました。(アスリートに引かせた意味は特になかったと思います(笑))
まず始めに、吉田沙保里さんが引いたのは「見取り図」でした。
この時の僕の感想は
「ふざけんな吉田沙保里!!!!!!!ぶっ飛ばすぞ!!!」
でした(笑)
(もちろん吉田沙保里選手をぶっ飛ばそうとしたら俺が粉々にされるのはわかってます)
なにを隠そう見取り図は今回の出場者の中で自分が一番推していたコンビだったからです。
決勝進出した時からワクワクして本当に嬉しくて実力者多いけど優勝してくれないかな〜と願っていたコンビだったからです。
M-1においてトップバッターが不利なのは皆さんご存知のこと。
初代チャンピオンの中川家さんこそトップバッターで優勝してますが、基本的には優勝はおろか最後の3組に残るのも難しいとされる、出来れば引きたくない順番なのです。
最悪だ…と自分は思いながらも見取り図のネタが始まりました。
個人的に見たかった「豚はええわ。〜すな。」のつかみ、「スポブラ」「連れてかれるか〜」「あたおか」を全て詰め込んだ見取り図のベスト盤みたいな漫才でとても面白かったです。(お笑いファン以外意味わからないだろうね)
緊張しがちな盛山さんを心配してましたが、大きなミスもなくとても良い出来だったと個人的には思います。
しかし時々抜かれる審査員の顔が結構険しかった…
会場の笑い声もなんか小さい…
そして出された得点は
低い…
かなりの低得点でした。
個人的に90点くらいはあるだろうなと思ってたので悔しかったです。
審査員の皆さんのコメントもなかなか厳しく個人的に期待していた見取り図はほろ苦いM-1デビューとなりました。
ただ、「〜って誰ー?」のくだりが結構ハマってたし、見取り図の魅力は出てたと思うので来年以降も決勝出て欲しいし、もっと売れて欲しいです!!
なんかお客さん重いのかな…って感じの中、続いて笑神籤で引かれたのはスーパーマラドーナでした。
スーマラは4年連続でM-1決勝に残っている実力者で今年がラストイヤー(マラドーナ→スーパーマラドーナに改名してるのでルール的に出ようと思えば出れるっぽい)、ツッコミの武智さんのM-1への熱い思いとストイックなネタ作りで有名で、個人的には前述したように優勝して欲しかったコンビです。
世間的な期待度も高かったです。
スーマラのネタは田中さんのキャラを前面に押し出したサイコパスなネタ。
ネタ中盤のドアをバンッと閉めるくだりはめちゃくちゃウケてましたが、そこからはあまり大きな笑いを取ることができませんでした。
そして審査結果は
これまた期待度の割にはかなり低い得点となってしまいました。
審査員の富澤さんの「後半にもう少し笑いが欲しかった」や松本さんの言ってた「サイコが強すぎる。ラストイヤーになんでこんな暗いネタを…」みたいなコメントはたしかに納得するところも多かったです。
しかし、なんでこんなネタにした?と聞かれた際に
「このネタが今年最高のネタで、相方である田中を前面に出したらこうなった。悔いはない。」と悔しい気持ちを噛み締めながらも発言してた姿や、敗退が決まった際に「自分たちはM-1がなかったらやってこれてなかったコンビ。M-1には感謝しかない。これからも面白いネタ作って待ってるんで、劇場に来てください。」という武智さんのコメントは最高にかっこよかったです。あの姿見て芸人志す人絶対多いと思います。
(なのに、武智さんなんであんなことやっちゃったんだについては後述)
また重めの空気の中、「テッテレ〜」とボケ続けてたのは、M-1を仕事の一つとしか考えておらず、M-1への愛着なんかこれっぽっちも無いナチュラルサイコパス田中さんの良さがめちゃくちゃ出てて最高でした。
重い空気が漂っていた今年のM-1の緩衝材になっていて、影のMVPの1人だと思います。
「テッテレ〜、眼鏡反対でしたー」
「テッテレ〜、靴紐左右で結んでましたー」
優勝候補のスーマラがあまり奮わなかった後の3組目に登場したのは「かまいたち」でした。
2017年のKOCで優勝し、昨年のM-1も決勝進出し、今年は2年連続の出場となっていたかまいたちは個人的今年の優勝予想でした。
なぜかというとGyaoで準々決勝のネタを見たときに、何回も見たことあるUSJとUFJを間違えるネタをしていたのですが、何回も見たことあるのに抜群に面白くて、今年は仕上がりが違う。と感じたからです。
またあらびき団でやっていたホームルームのネタや関西の深夜番組でやっていた無人島でたこ焼き作ったりするコーナーが大好きで、ファンだったというのもあります。
ホームルームのコント
かまいたちはポイントカードをテーマにした漫才でした。山内さんの理屈っぽい感じが出てるかまいたちらしい漫才で、とても出来が良く、会場的にも明らかに前の2組よりウケてたと思います。
個人的に見取り図とスーマラであんまり笑わなかったお客さんに対して少しいやだなと思ってたので、「あなたたちはM-1史上最悪の客だ」というつかみは最高でした(笑)
そんなかまいたちの得点結果は
個人的にはもっと得点が伸びるかなと思っていたので今年の審査員厳しすぎるなという印象を受けました。
GyaoでM-1後に放送されていた大反省会や千鳥がやってた打ち上げのやつで山内さんが言ってたように、裏でガッツポーズして良い出来だったと思うので意外でしたね。
M-1打ち上げ
審査の際の志らくさんの「上手いと感じすぎた。本当に凄い漫才師は上手いと思わせない。」というコメントはなかなか好きなコメントでしたが、昨年もかまいたちは小朝さんに酷評されてて、落語家と相性が悪いなと思って笑ってしまいました。
松本さんがかまいたちの得点入れる時に「うわ、しまった」ってなった理由は大反省会でも明かされず結局謎のままなので気になりますね(笑)
敗退後、変にボケようとして悪いとこが全部出ちゃった濱家さんも可愛かったです。
「楽屋で酒飲んだりますわ、ハーハッハッハッ」
これは長くなりそうだぜ…
続く
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