過小評価されがちな名選手たち Vol.2 クリス・ミドルトン
良い選手なのにその実力に反してそこまで高い評価を受けていない選手たちをペラペラの知識で私が紹介していくコーナーの第2弾。
今回はミルウォーキー・バックス所属のSF/SGのクリス・ミドルトンについて書いていこうと思います。
Khris Middleton (クリスのスペル珍しいよね)は1991年8月12日にサウスカロライナ州のチャールストンという街で生まれました。
高校生になる頃には地元サウスカロライナで有名なバスケットプレイヤーだったミドルトンの元には多くの大学からスカウトが来ました。その中からミドルトンが選んだのはテキサスA&M大学でした。
有名な出身NBAプレイヤーにはデアンドレ・ジョーダンや今年セルツに指名されたロバートウィリアムスらがいます。
一年生からチームの主力としてプレーしていたミドルトンは三年生時に2012年のNBAドラフトへのアーリーエントリーを決意し、2巡目39位でピストンズに指名されています。
(ドラモンドと同期入団なんですね。ちなみにドラモンドは1巡目9位。)
しかしピストンズでの一年目は30試合ほどしか出場せずあまりインパクトのあるデビューではありませんでした。そして2013年のオフにバックスのエースだったブランドン・ジェニングスのトレードの相手として、ブランドン・ナイトと共に、現在まで所属しているバックスに移籍し、今に至ります。
選手の特徴としてはとても優秀な3&Dプレイヤーと言えるでしょう。
キャリア平均の3Pシュートの成功率が.391で、あまり3の調子が良くなかった去年(.351)以外では殆どの年で4割以上の確率で3Pシュートを決めています。
守備もスティールを1試合平均1.5本ほど決め、オンボールディフェンスに定評があります。
また203センチとSG〜SFをこなす選手としてはまあまあな身長な誇るためリバウンドにも強く、積極的に絡んできます。(平均リバウンド4〜5本くらい。)
またシューターというイメージからオフボールでのオフェンス力しか無いのかと思いきや自分での打開力も持ち、更にアシスト力もそこそこあります。(キャリア平均4アシストくらい)
フリースローもとても上手く9割近くの確率で決めてきます。
このように大きな弱点と言えるものがない優れた選手で、チームを一人で引っ張るようなエースタイプではないですが、理想の2番手や3番手と言える選手じゃないかなと思います。
そしてプレイオフなどの大舞台になると調子を上げて活躍する心臓の強さもあり、昨季のセルティックスとのプレイオフ1回戦では
24.7Pts 5.1Reb 3.1Ast 0.9Stl FG%.598 3P%.610(3.6/5.9)
とオールスタークラスのスタッツを残して東で2位だったセルツを第7戦まで追い詰める原動力となりました。
現在のバックスはGreek Freek ことヤニス・アンテトクンポがエースのチームなのは間違いないのですが、ミドルトンのチームにおける必要度はヤニスと同じかなんならそれ以上のものを占めていると言ってもいいくらいじゃないでしょうか?
メンバーのポテンシャルの高さの割にプレイオフではイマイチな結果を残しているバックスですが今季はついに覚醒するかもしれません。
今んとこ東の2位ですごく強い。
チームの調子も良く、個人としても活躍しているのでミドルトンの初オールスター選出もあるかもしれませんね。
皆さんも是非注目してみてください。
p.s.
ミドルトンの顔を見る度に小さい頃遊んだこの魚釣りのおもちゃのことを思い浮かべてしまいます。
デフォルメ魚顔だよね。
読んでくれてありがとうございました
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