2019-2020シーズン 選手評 SF編
今季のWAS在籍選手の評価をしていくシリーズ、今回はSF編です。
これまでの記事をお読みでない方はよかったらそちらもどうぞ。
PG編はこちら
SG編はこちら
トロイ・ブラウン Jr. Troy Brown Jr.
出場試合 69 (22) ()内は先発数
25.8M 10.4pts 5.6reb 2.6ast 1.2stl 0.1blk
.439(FG%) .341(3FG%) .784(FT%)
評価 A-
一般的にNBAではルーキーイヤーに比べて2年目のシーズンで停滞するといういわゆる2年目のジンクスというものがあるとされていますが我らがトロイはなんのその。
すべてのスタッツを大きく伸ばし、20歳の2年目の選手とは思えないほどのプレーぶりでした。
昨季のトロイを見るに、シュート能力が低くて守備が上手いポイントフォワード系の選手というイメージが強かったんですけど、今年はフリーの場面ではしっかり3も決めて、シュート能力も悪くないというところを見せてくれました。
また198cmという身長ながらリバウンドに強く、リバウンド力の低いチームを助けてくれました。
メンタルも強く、今季の若手メンバー内では唯一といっていいほどプレー面でビールに気を遣わずに大胆にシュートを打ったりしていたところも好印象です。
バブルにおいては絶好調だったトマブラに次ぐエース格として、得点やリバウンドだけでなく、PGでの起用もありアシストでも貢献する万能ぶりを見せつけました。
個人的にトロイのポイントフォワード化計画を激推ししてるのでバブルでトロイをPG起用したことについてはスコットブルックスを珍しく褒めたいですね。
ただ、トロイは自分より優れたハンドラー(今季は特にビール)と併用されるとやれることが少なくなってグッと魅力が落ちていることが多かったので来季以降ウォールとビールと同時にスタメン出場するためにはもう少しオフボールムーブを磨く必要があるなと感じました。
また全体的にプレーが荒いところもあったのですが、まだ20歳という若さなので伸びしろを考えると当然でしょう。
トロイについてはピックアップして1記事書きたいなと思っているのでこの辺にしておきます(十分長いぞバカ)
ウォール、ビールに次いで3番目に好きな選手。オールスター目指せるぞ。
イサク・ボンガ Isaac Bonga
出場試合 66 (49) ()内は先発数
18.9M 5.0pts 3.4reb 1.2ast 0.7stl 0.3blk
.504(FG%) .352(3FG%) .812(FT%)
評価 B
昨季のトマブラに続いて、ワグナーとともにレイカーズからやってきた若手ボンガ。
彼のプレーは一言でいうと潤滑油だと思います。
全体的に特筆した長所はないものの大きな短所もない選手で、正規ポジションがPGということもあり、ボンガが試合に出てるとボールムーブがすごい滑らかになります。
ボンガ自体は大したことしてないけどほかの選手がプレーしやすかなる感じ。
ずっとボール持ってなくても活躍できるタイプの選手なので、ビールと併用しやすくトロイよりもスタメン起用が多かったです。
プレーの節々ににじみ出るバスケセンスと19歳という若さもかなりの高評価です。
トロイとボンガはどちらもポイントフォワード系の選手なんですけど、トロイはSG/SFとしてしっかり成長していくビジョンが見える一方、ボンガはSFよりは長身を生かしてPGとして育てたほうがいいんじゃないかなという気もします。ハンドリング力が未熟なのでかなり鍛える必要あるけど。
あと守備力が高い評価をされていますがそこまで守備はよくないかなと思うのと、レイアップまでのアプローチはうまいけどシンプルにフィニッシュ力が低いのでぽろぽろ落としちゃう場面も目につきました。
個人で点を取ることは苦手なのでそこも伸ばしたいですね。
とはいえチーム最年少の19歳でポテンシャルの塊であるボンガは大切に育てていってWASの大きな武器の一つに仕上げたいところです。
ボンガの今季の一番のやらかしは八村への金的キックなので来季は絶対やるなよ(わざとじゃないんだからそんなこと言っちゃダメ)
アドミラル・スコフィールド
Admiral Schofield
出場試合 33 (2) ()内は先発数
11.2M 3.0pts 1.4reb 0.5ast 0.2stl 0.1blk
.380(FG%) .311(3FG%) .667(FT%)
評価 C-
八村の同期として2巡目指名されたルーキースコ。
怪我人が多発していたチーム状況もあって、GリーグのCapital City GoGoで試合してからその日の内にウィザーズでも出場するというハードなスケジュールに巻き込まれたりもする大変なルーキーイヤーを過ごしました。
2巡目とは言えしっかり大学を出ている選手なので、ある程度の即戦力として働いてくれることを期待してたんですけど、得意とされてたキャッチアンドシュートをフリーで結構外してたり、スピードや高さの面で苦戦してたりと自分が見た試合ではあまり良いところが無かったですね。
身体のゴツさを活かしてミスマッチを作って攻めたり、リバウンド積極的に狙ったり、もっとオフボールで動き回ってフリーになったりとやれることはまだまだあると思うので頑張って欲しいところです。
オフェンスセットが機能してないWASはキャッチアンドシュートが得意なスコにとって厳しい環境かもしれませんが努力家の一面を持つ彼には是非頑張って欲しいです。
多分今年のルーキーの中だとザイオンの次にゴツい。
CJ マイルズ C.J. Miles
出場試合 10 (0) ()内は先発数
16.1M 6.4pts 1.2reb 1.2ast 1.0stl 0.4blk
.322(FG%) .314(3FG%) .750(FT%)
評価 D
ラプターズ時代に苦しめられたベテランの加入にかなり期待をしていたのですが、手首の靭帯を損傷し、離脱。そのままチームからも放出されてしまいました。
怪我の影響もあってか離脱前のシュート確率も軒並みキャリア平均と比較したら低い数字で、あまり良いところが無かった印象です。
キャリア的にも来季どうなるのかわからないですね。
怪我が無ければビール、ベルタソ、マイルズ、ギャリマシュでシューター大国を築けていたかもしれなかったので本当に残念です。
肌がつるもちって感じで可愛い。肌質水餃子。
ジャロード・ユトフ Jarrod Uthoff
出場試合 3(0) ()内は先発数
13.0M 5.0pts 1.7reb 0.0ast 0.0stl 0.0blk
.545(FG%) .600(3FG%) .000(FT%)
評価 F (データなさすぎ)
バブルで補充メンバーとして参加したSF。
聴き慣れない名前だけどアメリカ人。
昨季、渡邊雄太選手と同じGリーグのメンフィスハッスルに所属しており、Gリーグの1stチームに選ばれています。
ですが、バブルにおいてはほぼ出番がありませんでした。
最後のBOS戦で3を2/4で決めてシュートの巧さの片鱗は見せてくれたけど相手のメンツが2軍以下だったこともあり判断材料にするには弱いかな…。
27歳という年齢も考えると来季のNBA入りも難しいかもしれません。
どっかで2wayもらえたりするかな?
次回は皆さんお待ちかねのあの選手がいるPF編です。
読んでくれてありがとうございました
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